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JAMCO オンライン国際シンポジウム

第20回 JAMCOオンライン国際シンポジウム

2012年3月~8月

東日本大震災、テレビは海外にどう伝え、海外はどう受けとめたのか

読者からのコメント(3)

匿名希望
東京在住

今回の大震災ではメディアを通してその重大さや深刻さを知りました。WEBシンポジウムでは、報道の作り手側からみた取材と報道(佐藤氏)、そしてメディアのプロである外国の方々から見た日本の報道の特徴(宣氏、金氏)が語られています。これは日本の視聴者とは全く逆の側から見た災害報道についての感想や反省であり、大変興味深かったです。
シンポジウムの話で印象に残ったことは、次の通りです。音氏が「エスノセントリズム」について述べられ、メディアに対してそういう視点での批判的なチェックをしていくべきなのだなと思いました。そう思えば思い当たるふしが多くあります。佐藤氏のレポートで、海外放送が震災わずか10分後の2:57から開始されたと知り、まだパニック状態だった自分と対照させると報道機関の迅速さ、対応の早さはすごいなと思いました。
台湾の宣氏、韓国の金氏が、ともに「日本の報道が落ち着いている、落ち着きすぎていてかえって何かを隠しているのではないかと疑いたくなる」と指摘されているのがとても印象的でした。「災害のときは落ち着いて行動しなさい」とは良く言われることですが、それが不信感につながるとは思っても見ませんでした。福島原発のメルトダウンに関して、日本の情報開示が全く足りなかったこととマスメディアががもっと掘り下げられなかったことは日本の視聴者自身も感じていることです。海外メディアがメルトダウンを報じていることは承知していましたが、それは大げさすぎで、日本の報道のほうが正しいと信じていました。外国メディアは早々にそれを察知して、第3国報道(アメリカやドイツ)を当てにするようになるわけで、これは日本にとっての重い課題だと思います。

匿名希望

東京在住

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