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教育支援のための放送や新しいメディアの可能性
~コロナ危機の中で~

JAMCO オンライン国際シンポジウム

第29回 JAMCOオンライン国際シンポジウム

2021年1月~

教育支援のための放送や新しいメディアの可能性~コロナ危機の中で~

趣旨説明
教育支援のための放送や新しいメディアの可能性
~コロナ危機の中で~

迫水理男
コーディネーター

趣旨

 今、世界は、新型コロナウイルスによる未曾有の危機に見舞われている。この1年世界はパンデミックと戦ってきた。ワクチンが開発され一部で供給も始まったが、未だに世界がノーマルな状況に戻る見通しは立っていない。影響は先進国、開発途上国全てに押し寄せている。世界の教育現場にも大きな影響が及び、全世界でおよそ190ケ国において休校措置が取られ、15億人以上の子どもや若者に影響を及ぼした。(2020年4月の国連報告)こうした状況下では、放送ラジオやテレビに加えてインターネットやデジタル機器など様々なICTを利用した教育の必要性がこれまで以上に高まっている。比較的ICTの活用が進む先進国でも格差が生じる一方、途上国ではネット環境や機器が十分でない国も多く、厳しい教育環境にある国や地域が多い。元々途上国の中には戦争や内戦に伴う難民問題や、様々な感染症など厳しい環境の元での生活を強いられている国が多い。それに追い打ちをかける今回の新型コロナウイルスの影響により、人々の生活は大きな危機に晒されている。

 今回のシンポジウムでは、新型コロナウイルスの危機が世界を覆う中で、途上国、先進国、更にはトルコのシリア難民など幅広く世界の教育現場に焦点を当て、その現状、克服すべき課題、さらには将来に向けて新しい手段や方策などについて専門家や研究者たちが報告、議論を展開する。議論を進めるに当たっての留意点として以下を挙げたい。

  1. 持続的な発展のために質の高い教育

     現在、世界には難民や避難民がおよそ7000万人(UNHCRの報告)以上いると見られ、そのうち18歳未満が半分を占めていると推測される。この子どもや若者たちが適切な教育を受ける機会を失ったまま成人に達する可能性が高い。今日、国境を越えた取り組みとして2015年に国連サミットで採択された持続可能な開発目標:SDGs(sustainable development goals)の中で「質の高い教育をみんなに」という目標が掲げられている。その目標を達成するために特に理科や算数など基礎的な学力を身につけるため、教育コンテンツが大きな役割を果たすと考えられる。

  2. 教育において放送やICTを積極的に活用する

     今日のインターネット時代では、先進国のみならず途上国においても近年、放送のみならずスマートフォンやタブレットのデジタル機器など様々なメディアを活用した教育コンテンツの供給が行われている。また、教育の機会均等や教育改革を目指した遠隔教育など様々な実践も行われている。新型コロナウイルスの影響が教育現場に大きな脅威となる中、様々なメディアを活用した教育の実情と可能性を探る。

迫水理男

コーディネーター

1976年NHKにプロデューサーとして入局。 外信部、報道番組部、 国際放送局で勤務。 NHK退職後、NHKインターナショナル理事、JAMCO専務理事等を歴任。 現在、国際発信にかかわる事業を行っている。

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