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JAMCO オンライン国際シンポジウム

第22回 JAMCOオンライン国際シンポジウム

2014年3月~12月

アジア太平洋地域のテレビ局とインターネット

開会挨拶

大河原 良雄
一般財団法人放送番組国際交流センター 理事長

「放送番組国際交流センター」(JAPAN MEDIA COMMUNICATION CENTER略称JAMCO)は、公益法人改革によって、2013年3月から「一般財団法人放送番組国際交流センター」に、名称が変わりました。英語の名称はJAPAN MEDIA COMMUNICATION CENTER略称JAMCOで変わりません。テレビ番組を通じて国際交流を進め、日本と諸外国との相互理解の促進と開発途上国をはじめとする諸外国の放送の発展に寄与する活動を行っています。

JAMCOでは、その主要事業の一つとして、日本のテレビ番組の国際版をアジア、大洋州、アフリカ、中近東、中南米などの開発途上国の放送局に無償提供しています。2014年1月で、90カ国に9,882本のテレビ番組が提供されています。JAMCOでは放送局への番組提供のほか、教育支援のため開発途上国の大学への番組の無償提供を行っています。途上国に提供されるテレビ番組の国際版は、日本で放送されたテレビ番組の中から、海外とりわけ途上国での放送に適したものをJAMCOが精選して、英語版やME(Music&Effect)版のほかスペイン語版やフランス語版など国際版を制作しています。JAMCOが所有している国際版のテレビ番組は、ドキュメンタリー、こども・教育番組、ドラマ、合わせて1,521本になっています。最近では、3.11東日本大震災を扱ったテレビ番組や津波など自然災害の防災をあつかったテレビ番組の国際版を制作していますが、途上国のテレビ局の関心が高く、多くの国に無償提供されています。
これらの日本のテレビ番組の国際版は、英語やスペイン語のままで放送されたり、現地の言語に改編されて放送されたりしており、防災、教育、衛生、技術、環境など途上国の支援や日本の現状、文化の理解の促進に貢献できればと考えています。

JAMCOオンラインシンポジウムは、テレビ番組を通じての国際交流の一環として、毎年実施しております。テレビ放送が世界の政治、経済、文化、生活に大きな影響力を持っている今日、各国のメディア専門家が国境を超えて意見と情報を交換することは、国際的な相互理解を深める上でも、大いに意義があると思います。

第22回にあたる2013年度は、「アジア太平洋地域のテレビ局とインターネット」と題して、2014年3月から、メディア専門家による討議をJAMCOのホームページ上で行います。
テレビとインターネットの関係は、焦点の同時再送信をはじめ様々な角度から各国で進展し、また論議されていますが、本シンポジウムで、スリランカ、マレーシア、タイ、太平洋島嶼国それに韓国からの報告を受け、日本の状況を考えることによって、JAMCOが行っている、アジア太平洋諸国をはじめとする開発途上国へのテレビ番組の提供の展望にもつながると思います。

本シンポジウムでは、JAMCOのWEBシンポジウムにおいでいただいた皆様のご参加を歓迎いたします。今回の報告や討議の内容に対する率直なご意見やご質問をお寄せください。
このシンポジウムが、テレビ、インターネットのより良い関係の深化によってアジア太平洋地域と日本の相互理解の進展に役立つことを念じて、ご挨拶といたします。

大河原 良雄

一般財団法人放送番組国際交流センター 理事長

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