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JAMCO オンライン国際シンポジウム

第19回 JAMCOオンライン国際シンポジウム

2010年2月1日~2月28日

ドラマ映像の国際交流

開会挨拶

大河原 良雄
(財)放送番組国際交流センター 理事長

 放送番組国際交流センター(JAMCO)は、放送メディアに係わる国際交流を促進し、日本と諸外国との相互理解の増進と世界の放送文化の発展に寄与することを目的に、1991年に設立された財団法人です。

 JAMCOでは、その主要事業の一つとして、日本で制作された優れたテレビ番組の中から外国での放送に適したものを精選して、その国際版を制作し、開発途上国の放送局による放映を主目的として、JAMCOビデオ・ライブラリーを構築・運営しています。現在までに1,374本の作品を制作しており、途上国のテレビ局からの要請に応じて、外務省や国際交流基金を通じて無償で提供されています。我が国の秀でたドラマ、ドキュメンタリー、児童・教育などのテレビ番組が海外現地の言語で放送されることにより、海外での日本理解の促進に大いに貢献しているものと自負しております。

 また、JAMCOでは、世界の放送文化の発展に寄与すべく、設立以来毎年継続して国際シンポジウムを実施しております。テレビ放送の果たす役割が世界中で遍く増大している今日、各国のメディア専門家が国境を超えて意見と情報を交換することは、国際的な相互理解を深める上でも、大いに意義のあることであると考えます。

 第19回にあたる今年度も、2001年に導入したオンライン方式に則って、「ドラマ映像の国際交流」と題して、2010年2月1日から4週間の間、内外のメディア専門家による討議を当財団のホームページ上で展開いたします。

 現在日本では、官民共同してコンテンツの輸出入の促進に取り組んでいます。ここでは、そういった状況の中でのテレビドラマを巡る課題や、テレビドラマを輸出入する際に遭遇する個々の課題などについて討議いたします。上智大学の音好宏教授をモデレーター・コーディネーターとして、国際交流を実践している制作者や研究者の方々にご参加いただきます。

 まず、音教授の趣意説明の後、地方発のドラマの海外発信の試み、日本のテレビ局を巡る特別な環境や、韓流の最新の状況について報告を得ます。それに、中国、韓国、米国などのメディア事情に通じた専門家がコメントするという内容となっています。

 本シンポジウムでは、聴衆の皆様のご参加を歓迎いたします。今回の報告や討議の内容に対する率直なご意見やご質問を2010年2月28日までにお寄せ下さい。

 このシンポジウムは、国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)が共催し、放送文化基金から助成金をいただいて、実施するものです。また、外務省、総務省、日本放送協会、ならびに日本民間放送連盟からもご後援をいただいております。関係各位の暖かいご支援に心からの謝意を表します。

大河原 良雄

(財)放送番組国際交流センター 理事長

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