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教育に放送メディアとICTを活用する優れた実践

JAMCO オンライン国際シンポジウム

第28回 JAMCOオンライン国際シンポジウム

2020年2月~

発展途上国における教育コンテンツの役割と新たな可能性

万人のための質の高い教育:
教育に放送メディアとICTを活用する優れた実践

鄭 仁星
国際基督教大学

 ラジオやテレビは、識字率の低い国で特に影響力を発揮する。だからこそ、インド、ガーナ、タイ、バングラデッシュ、ナイジェリア、中国をはじめとする国々が、初等、中等および高等教育の生徒や学生、および学校中退者、読み書きのできない大人、その他の恵まれない立場におかれたグループのため、ノン・フォーマル教育(非公式教育)の環境下で、ラジオ放送を利用しているのである(Samah & Lama、2017年)。インドのような国では、教育テレビ放送および衛星テレビ放送とあわせて、学校、大学、非公式教育の現場では、プリント(印刷物)やテレテキスト(文字多重放送)も活用している(Vyas, Sharma, & Kumar, 2002年)。情報通信技術(ICT)が、多くの開発途上国にとって依然として大きな課題であるにもかかわらず、近年、情報通信技術(ICT)が、途上国の学校や高等教育機関で導入されている。本論文は、ラジオ、テレビ、オンライン教材をふくむ多様なメディアが、開発途上国と先進国両方のオープンスクール(open schools)やオープンユニバーシティ(公開大学)(open universities)という文脈において、どのように使用されているかを考察し、万人のための質の高い教育のための、オープン教育リソース(OER)の開発と使用の一般的な実践方法について論じる。

オープンスクーリング(Open Schooling)

 オープンスクーリングは、「学齢期の学習者と教師との物理的分離、従来の型にはまらない教授法、およびギャップを埋め、教育訓練を提供するための情報通信技術(ICT)の使用」として定義されている(Phillips、2006年、p. 9)。オープンスクーリングには、バーチャルスクーリング(仮想教室授業)も含まれる。

インド

 世界最大のオープンスクーリングシステム(open schooling system)は、インドの国立オープンスクーリング研究所(National Institute of Open Schooling:NIOS)1である。2019年10月現在、公開・遠隔学習モードにより、270万人以上の学生にサービスを提供し、年間30万人が入学している。NIOSは、インド国内の17州に設立されている州立オープンスクール(State Open Schools:SOSs)を運営している。当初、NIOSは、中等教育のブリッジングコース(進学準備コース)のみを提供していたが、学習者と社会のニーズが変化、基礎、初等レベル、学問的、職業教育的な学位前(pre-degree)レベルのプログラムおよび人生を豊かにする生涯学習プログラムの提供を開始した(Latchem & Jung, 2010年, pp. 25 – 26)。NIOSは、普通教育の達成、国民の統合と人材開発を促進し、学校中退者、障害のある人、不可触賤民、指定部族、農村部の若者、都市部の貧困層、少女などをはじめとするその他の恵まれない人々の教育ニーズに応えようとするインドの努力に大きく貢献している(Mishra, Jena, & Sadiman, 2012年, p.174; Mitra, 2009年)。

1 https://nios.ac.in/

NIOSは、以下のように多重チャンネル配信システムを採用している(Rumble & Koul、2007年、p. 82):

  • 「自己学習用印刷物(学生が自分の場所で、都合のよいときに自分で学習する)、

  • 補足の視聴覚資料(放送時または学習センターで視聴する)

  • 個別指導(personal contact)プログラム(個別指導教員やカウンセラーからの支援が必要な疑念や難問を克服し、個別指導教員や仲間と対話、交流する)

  • 不定期オンラインコミュニケーション。」

     自己学習用印刷物は、指導の主要な媒体である。補足資料という観点からみると、Gyandarshnan TV、Gyan Vani FMラジオチャンネルのドキュメンタリー、ドキュドラマ、教育テレビ・ラジオ番組が利用されている。インタラクション(対話、交流)に関しては、インド、ネパール、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタール、マスカットおよびバーレーン王国2のウェブ上とネットワークセンター経由の両方、またはそのいずれかで提供されるビデオ会議と個人指導サービスが多く採用されている。

     RumbleとKoul(2007年)は、NIOSの費用対効果を分析、そのようなオープンスクーリングシステムは、従来の学校教育と比べてかなり安価で、しかし、いまだに低い地位にあり、資金不足であり、従来の学校教育に比べると成果は貧弱かもしれないが、オープンスクーリングシステムは、かつては不可能だった方法で、遠隔地に暮らす生徒たちに補足的、またはオルタナティブな中等教育を提供していると結論づけた。

2 https://www.nios.ac.in/about-us/at-a-glance.aspx

インドネシア

 インドネシアは、インドネシアの公教育制度と不可分の一体をなすものとして、オープンジュニア中等学校(Open Junior Secondary School:OJSS、SMP Terbuka(オープンスクール))を運営している。OJSSは、従来の中等教育と同じカリキュラムおよび評価基準を採用し、中学校とリンクした地域の学校、コミュニティーセンター、モスクおよびその他の場所にあるセンターのネットワークを通して運営されている。従来の学校での州27時間のコンタクト時間(contact hours)と比較して、生徒はここで、週15時間から18時間の教師付き学習(supervised study)をすることが期待されている。生徒の多くには仕事があり、通常の授業時間は両親を助けなければならなかったり、遠方から通わなければならなかったりするため、出席時間は、さまざまである(Latchem & Jung、2010年、pp. 26-27; Pant、2009年)。

 生徒たちは、主として、自習用資料と印刷ベースのワークブックから学ぶ。これらのモジュールは、オーディオテープやビデオテープ、ラジオおよびテレビを含む、視聴覚資料で補足される。生徒は、地域の学習センターで、1日3、4時間、週4日から5日、地域のファシリテーター(小学校の教師、または地域のコミュニティーからリクルートされたその他の人、または両親)と面談することができる。こうしたファシリテーターとの面談が選択肢のひとつとしてある一方で、地域にある従来の中学校(いわゆる「母体校」または「拠点校」)で最大6時間の対面式授業に参加し、週1、2回、母体校の教師らから科目を学ぶことが必須要件となっている(Mishra、Jen、& Sadiman、2012年)。

 生徒の学びを支援するため、ビデオテープが開発され、生物学、数学、物理学と英語の学習を補っている。同時に、インドネシア語、英語、パンチャシラ道徳教育、生物学、数学、歴史、経済学と協同組合、地理学、およびその他の実用的課目、芸術、体育・保健体育、宗教、さらにさまざまな実務技能のレッスンを補うためのラジオ番組も制作されている。
 各ラジオ番組は、各州の公共ラジオネットワークにより3回放送される。生徒のレッスン受講をさらにサポートするため、さまざまな科目のオーディオテープが開発されている。
 これらすべての教材は、選ばれた科目の担当教師の関与を通じて、一般中等教育理事会(the Directorate of General Secondary Education)と連携しながら、通信技術センターが作成している(Mishra, Jena, & Sadiman, 2012; Sadiman, n.d.)。Yaumi(2007年)は、1994年以降、ラジオ番組、オーディオカセット、ビデオ番組、スライドテープがより積極的に活用されていると報告した。さらに、270以上のテレビ番組がインドネシア教育テレビ(TPI)を通して制作、配信されている。

ナミビア

 アフリカ南部に位置するナミビアは、1997年にナミビアオープンラーニングカレッジ(the Namibian College of Open Learning:NAMCOL)3を設立し、中等教育へのアクセスを拡大している。NAMCOLは、中学課程修了証書(the Junior Secondary Certificate)およびナミビア高校課程修了証書(the Nambia Senior Secondary Certificate)を発行する遠隔教育機関であり、従来型の中等学校で提供されるものと同じ国定カリキュラムにしたがっている(Murangi, 2009年)。NAMCOLは、ナミビア最大の教育機関であり、毎年平均25,000人が入学している。この数字は、ナミビアで中等学校に入学しているすべての学習者の40%にあたる。その学習者の大半を占めるのは、さまざまな理由で従来型の学校システムに入学することができなかった非就学の若者と大人である。

 NAMCOLの学生は、主としてNAMCOLプログラム・教材開発部が開発したNAMCOL独自の用字用語マニュアル(the House Style Manual)にしたがって作成された印刷物を用いて学習する。補助メディアとして最も人気があるのは、印刷物、とりわけ、教科書のコンテンツと学習アクティビティの両方が盛り込まれている自己完結型ガイドである。著作権のある素材、資料の使用に関する著作権の問題は、開発段階でクリアされている。

 印刷物に加えて、教育ラジオプロジェクトが、2004年、教育省の主導によって開始され、NAMCOLがプロジェクトの管理を担当することとなった。2009年現在で、136のラジオ番組が、ナミビア各地の全国放送システムとその他のコミュニティーラジオ局を通して放送されており、印刷物に対する効果的な補助媒体であることがわかっている(Murangi, 2009年 p.97)。さらに、オンライン教材(たとえば、異なる科目とレベルのビデオ・ラジオ講座)がカレッジのウェブサイト上と地方テレビ局のテレビ番組で提供されている。NAMCOLのビデオ制作経験とビデオ番組の教育効果については、Diegaardtで十分に裏付けられている(2010年)。eラーニングプラットフォーム4が、印刷ベースの遠隔教育を補完するために使用されている。さらに、学生たちには、各科目週3時間の対面式個別指導、毎年2回の休暇ワークショップ(毎週の個別指導セッションに参加できない学習者向け)、2回の課題と模擬試験、および自己管理学習ホール(利用可能な場合)が提供される。

3 http://www.namcol.edu.na/
4 http://elearning.namcol.edu.na/elearning/

バングラデッシュ

 バングラデッシュは、オープンスクーリングのもうひとつのモデルを実践している。バングラデッシュ・オープン大学(BOU)には、大学のプログラムのひとつとしてオープンスクール5があり、3つのプログラムを提供している:1)中期中等教育修了認定試験(SSC)、2) 後期中等教育修了認定試験 (HSC)および3) ビジネス学士(Bachelor of Business Studies :BBS)。3つのプログラムは、それぞれ中等教育、高等教育およびビジネス学士課程プログラムに相当する。2012年には、12万人以上の学生がこれらのプログラムを受講した。BOUのその他のスクール同様、オープンスクールは、たとえば、書籍、リーダーズガイドブック、ジャーナル、およびその他の学生ハンドブック(students’ handbooks)など、中心となる指導媒体として印刷物を使用している。すべての学生には、モジュール形式で書かれたテキスト一式が支給される。さらに、学生には、ラジオ・テレビ番組を通してサポート教材も提供される。ラジオ・テレビ番組の放送予定表は、BOUウェブサイト6に掲載される。

5 https://www.bou.edu.bd/index.php/schools/open-school
6 https://www.bou.edu.bd/index.php/divisions/media

アメリカ合衆国

 アメリカは、全国規模のオープンスクーリングシステムを持たない。Molnar、Miron、Elgeberi、Barbour、Huerta、ShaferおよびRiceは、2017年から2018年にかけて、501のフルタイムのバーチャルスクール(virtual schools)に合計297,712人の生徒が入学し、300ある混合型スクール(blended school)には、合計132,960人の生徒が入学し(p.4)、フルタイムのバーチャルスクールの34%を民間組織(501の学校のうち133が営利、37が非営利)が運営しており、それらの私立学校はすべてのバーチャルスクールの学生の64%を登録している、と報告している(p.8)。このようなバーチャルスクール(virtual schools)の詳細(学生のプロフィール、学習能力、財務、管理運営、質)については、詳細な報告書を参照されたい7。上位のバーチャルスクールは、従来型の大学によって運営されていることが多い。たとえば、スタンフォード大学はオンラインハイスクール(Online Highschool)8を、ジョージワシントン大学はGWオンラインハイスクール(GW Online Highschool)9を持っており、ミズーリ大学には、ミズーリ大学アカデミー(Mizzou Academy10)、ネブラスカ大学にはネブラスカ大学付属高校(the University of Nebraska High School:UNHS)11がある。ネブラスカ大学付属高校の例を見てみよう。

 1929年に14人の学生から始まったネブラスカ大学付属高校(UNHS)は、現在、アメリカの50州すべて、さらに世界中の100か国の高校生にサービスを提供している。UNHSは、100以上の高校コア科目および高校選択科目、APクラスおよびその他のクラスを全てオンラインで提供している。公立および私立学校の生徒、ホームスクーリングの生徒、運動選手および留学生がコースに登録できる。UNHSコースの登録は1年を通じて可能であり、生徒は、最短で5週間、または52週をかけて修了できる。生徒は、UNHS科目をいくつか受講し、伝統的な高校の進路を補完する、またはUNHSの卒業証書取得プログラムに登録し、全課程をオンラインで修了することもできる。オンラインコースは、インストラクショナル・デザイナー(教育設計者)とコンテンツ・エキスパート(さまざまな教科の高校教師)のチームによって開発されている。そのウェブサイトによると、すべてのUNHSオンラインコースは、UNHSオンラインコンテンツ・マネジメント・システム(「WayCool」)上で提供され、2つの原則にしたがっている:1)「 ゲーティング。これは、1日に提出できるのは、1コースにつき1つの課題のみであることを意味する、および2)シークエンシング。これは、コース内のすべての教師との連絡と接触(all teacher connect activities)、ユニット評価、プロジェクトおよび進捗テストは、提示された順番に、学生が完了していく必要があることを意味する」。各コースには、ディスカッション、リーディング課題、スキル構築、および実践を含む授業コンテンツがある。

7 https://nepc.colorado.edu/sites/default/files/publications/Virtual%20Schools%202019.pdf
8 https://onlinehighschool.stanford.edu/
9 https://www.gwuohs.com/
10 https://mizzouk12online.missouri.edu/
11 https://highschool.nebraska.edu/

韓国

 放送通信制高校(The Air and Correspondence)(英語名:サイバーハイスクール(the Cyber High School))は、働く若者、主婦、高校教育の機会を逃したその他の人を対象にしており、1975年の設立以来、25万人以上に中等教育修了証書を授与している。この高校は、2008年にサイバーハイスクール組織になり、現在、コースのすべてをオンラインで提供している。

 学生は、PDF形式の教科書とワークブック、さらにMP3形式のオーディオ講義ファイルを持って、LMS(学習管理システム)ベースのオンライン授業(クラス)に出席しなければならない。学生は、5分足らずの補足的なショートビデオも使用する。英語や数学など特定科目の履修に必要なスキルが不足している学生のために、ビデオ講義、MP3ファイルおよびPDFファイルとして開発された補足資料も提供される。オンラインディスカッションと質疑応答も利用できる。

オープンユニバーシティ(Open University)

 オープンユニバーシティ(公開大学)または公開遠隔教育大学(open and distance university)は、高等教育をオープンアクセス方針のもと、遠隔教育モード(distance mode)により提供する大学として定義される。公開遠隔教育(Open and distance education:ODE)は、学生と個別指導教員とがほとんど、または全くといっていいほど直接の対面接触を持たず、スペースだけでなく多くの場合時間的にも切り離された、非伝統的な教授と学習の形式(Sewart、2014年, p. 1)」と呼ばれる。ODEは、多様なメディアとテクノロジーが媒介する、教授法と学習の幅広い非伝統的形式を採用している。Jung (2019年、pp. 1 – 3) は、公開遠隔教育の歴史的発展を概観している。

開発

 ODEの初期の形式として、通信教育(correspondence education)が1800年代初頭のヨーロッパで登場した。

  • 1833年、「郵便という媒体を通した作文法」を教える通信講座がスウェーデンで登場した(Holmberg, 1995年, p. 47)。

  • 1840年、イギリスの統一郵便制度を使用した、速記を教える別の通信講座プログラムが、アイザック・ピットマン(Isaac Pitman)によって導入された。

  • 1878年、成人を対象に、アメリカで4年間の通信制リーディング講座を提供するシャトーカ文理サークル(the Chautauqua Literary and Scientific Circle)が生れた。

  • 1892年、シカゴ大学は、カレッジレベルの通信教育課程(講座)を開始し、通信教育を提供するアメリカで最初の伝統ある大学となった(Kentnor, 2015年)。

その後、1990年代初めに、ODEの歴史の中にラジオとテレビが登場した。

  • 1917年、米国ウィスコンシン大学エクステンション(the University of Wisconsin-Extension)は、最初に全国的に認可されたラジオ局の運営を開始し、176の教育機関が教育放送の認可を取得した((Kentnor、2015年、p. 24)。

  • ヨーロッパ、アフリカ、アジアおよびラテンアメリカでは、ラジオは、多数の視聴者を対象とした安価な放送ツールとして、米国と比べてより幅広く使用されている。

  • テレビは、1934年に、アイオワ大学が教育に導入した。

  • 教育テレビ放送は、1950年代から1970年代初めにかけて、補足的な視覚媒体として学校教師が使用した。

  • この教育TV放送は、1970年代および1980年代に、とりわけヨーロッパとアジアのオープンユニバーシティによって採用された。

 ヨーロッパ、アジアそしてアフリカに設立されたオープンユニバーシティの大半は公立であり、政府の支援を受けている。その中には、以下の大学がある(Jung、2019、p.2):

  • ヨーロッパでは、1969年設立の英国オープン大学(UK Open University)、1972年に設立されたスペインの国立通信教育大学(the National University of Distance Education)、1974年設立ドイツのハーゲン通信大学(Fern Universitat in Hagen)、1982年設立トルコのアナドル大学(Anadolu University)、1984年設立オランダのネーデルランド・オープン大学(Open University in the Netherlands)、1988年設立ポルトガルのアベルタ大学(Universidade Aberta)。

  • アジアでは、1972年に設立された韓国放送通信大学校(Korea National Open University)、1974設立パキスタンのアラマイクバル放送大学(Allama Iqbal Open University)、1978年設立タイのスコタイ・タマティラート・オープン大学(Sukhothai Thammathirat Open University)、1979年設立の中国公開大学(The Open University of China)、1984年設立インドネシアの放送大学(Universitas Terbuka)、1985年設立インドの国立インディラ・ガンディー・オープン大学(India Gandhi National Open University)、1987年設立イランのパヤーメ・ヌール大学(Payame Noor University)、1989年設立香港オープン大学(Open University of Hong Kong)。

  • アフリカでは、1948年に設立された南アフリカ大学(University of South Africa)、1992年設立のタンザニア・オープン大学(Open University of Tanzania)、1999年に設立されたジンバブエ・オープン大学(Zimbabwe Open University)、2002年設立のナイジェリア国立オープン大学(National Open University of Nigeria)、同じく2002年設立のスーダン・オープン大学(Open University of Sudan)、2011年設立ガーナの西アフリカ・オープン大学(Open University of West Africa)、2012年設立のモーリシャス・オープン大学(Open University of Mauritius)。

 これらの大学はICTの導入に熱心だが、その大半は、依然として、プリント、通信、ラジオとテレビ、オーディオとビデオカセットなどの従来からあるメディアを、しばしば対面式セッションと組み合わせるかたちで使用している。

 1990年代以降、多くの公開遠隔教育大学(open and distance universities)がODEにICTを統合させてきた。たとえば、いくつかの単一モードのオープンユニバーシティと従来型教育機関におけるODEプログラムが、主要または補完的教材として、オンラインコンテンツを開発し、オンラインでのみ使用されるプログラムも構築、多様な形態のオンラインサービスを提供している。初期のバーチャル(またはオンライン) 大学には、以下の大学がある:フェニックス大学(1989年)、米国のウエスタン・ガバナーズ大学(Western Governors University)(1997年)、パキスタン・バーチャル大学(the Virtual University of Pakistan)(2002年)、韓国の21ものバーチャル大学(virtual universities)。

 バーチャルユニバーシティを含む公開遠隔教育大学(open and distance universities)は高等教育において重要な役割を果たしている。Baggley(2007年)が主張するように、アジアやアフリカのような発展途上地域におけるODEは、本質的に、従来型の高等教育機関における場所の余りの少なさを補う手段である。ODEはまた、社会資本の構築にも重要な役割を果たしている。教育機会に恵まれない人々に手を差し伸べ、個人そしてコミュニティー全体の上昇志向、社会的地位の向上を可能なものにしている(Kawachi、2008年)。

開放性と柔軟性

 Latchem とJung(2010年、p.44)が議論したように、オープンユニバーシティは、学校中退者と成人学習者に高等教育へのアクセスを提供しているが、それぞれの「開放性」と「柔軟性」の度合いは異なる。中国公開大学(Open University of China)のように、少数だが、オープンエントリー制の学生(open entry students)を受け入れ、入学した学生が学びの修了により多くの時間をかけられるようにしている大学もある。英国オープン大学(UK Open University)や国立インディラ・ガンディー・オープン大学(Indira Gandhi National Open University)のように学位プログラムすべて、またはその一部の入学要件を緩めている大学もある。南アフリカ大学などの他の大学では、入学要件がかなり厳しくなっている(高校の卒業証書と最低学力点数)。その他の大学の中にも、フィリピン大学オープンユニバーシティ(the University of the Philippines Open University)のように、志願者が最低入学要件を満たしていない場合、関連する就業経験を考慮に入れるところもある。ジンバブエ・オープン大学(Zimbabwe Open University)のように、英語力を要件とする大学もある。

 日本の放送大学(The Open University of Japan)やインドの国立インディラ・ガンディー・オープン大学のように、いくつかのオープンユニバーシティでは、キャンパス内やキャンパス外での講義、個別指導、実技講習や試験の出席を要件としている。 しかし、タイのスコタイ・タマティラート・オープン大学(Sukhothai Thammathirat Open University)、ナイジェリア国立オープン大学(National Open University of Nigeria)、トルコのアナドル大学(Anadolu University)といったほとんどのオープンユニバーシティは、個別指導をオプションとして提供している。

メディアとICT

 ほとんどのオープンユニバーシティは、依然として、通信、プリント、オーディオ、ビデオおよび対面方式を用いている。中には、研究に実践的作業が含まれるオープンユニバーシティもある。たとえば、スリランカ・オープン大学(the Open University of Sri Lanka)エンジニアリングコースは、独立したマルチメディア(independent multimedia) とウェブベースの研究を実習指導(lab work)、通学学校、フィールドキャンプ(field camps), 相談指導セッションと組み合わせている(Ariadurai & Manohanthan、2008年)。しかし、オープンユニバーシティは、開発途上国の多くの学生が、インターネットへのアクセスにまだ問題を抱えているにもかかわらず、ますます教材をデジタル化し、オンライン化させてきている。従来のオープンユニバーシティから2つの例を分析してみよう。これら2つのオープンユニバーシティは、遠隔教育を提供する主要な手段として印刷物を使用し、インターネットとラジオまたはTVは、学生の交流や自習をサポートする補足的なメディアとして用いている。

  • 1974年に設立されたイスラエル・オープン大学(the Open University of Israel:OUI)12 は、毎年47,000人以上が入学するイスラエル最大の大学である。 OUIは、印刷されたテキスト、対面式個人指導、および各コース専用のウェブサイトがある、オンラインラーニングコンテンツ管理システムを組み合わせた混合アプローチを採用している(Gorsky, Caspi, Antonovsky, Blau, & Mansur, 2010年)。
    ウェブサイトは、学生ガイド、学生が質問し、問題を議論し、アイデアを共有し、記事やリンク、指導教員との関わり方、交流方法を推薦するフォーラムを提供している(Latchem & Jung、2010年)が、各コースのウェブサイトの使用は自由選択である。コースの中には、学習センターでの個別指導に代わるe-個別指導を提供するものもあれば、オンラインで教材を提供するコースもある。

  • 1984年に設立されたインドネシアの放送大学(Universitas Terbuka:UT)13は、年間の入学者が50万人を超える巨大オープンユニバーシティのひとつである。
    他のオープンユニバーシティと同様、UTは、UTが提供する多様な学習教材とサービスを活用しながら、学生が自身のイニシアチブで学ぶ自主学習モード(independent study mode)を採用した(Belawati & Zuhairi、2007年)。学生は、ジャカルタにあるUTの本部と全国各地にある地方支部を利用できる。1,000を超えるコースで、印刷物が自主学習のための主要媒体として活用されており、インターネット、ラジオ・テレビ放送およびコンピューターベースの学習教材、オーディオ・ビデオプログラムは補足として使われている。学生の要望に応じて、対面式個人指導またはオンライン個人指導も利用できる。2004年に電子メールシステムが初めて導入され、UTはICTインフラを開発し、本部と地方支部間のコミュニケーションチャンネルを、船便と宅配便、電話やファクシミリを使ったものから、ICTベース方式に置き換え、より多くのオンラインサービスと教材をUTの学生に提供している。

 ここで、最近設立された2つのオープンユニバーシティを考察してみよう。

  • パキスタン・バーチャル大学(The Virtual University of Pakistan:VUP)14は、2003年に設立された。公立の非営利大学であるVUPは、国の内外を問わず、英語とウルドゥー語でプログラムを提供している。VUPは、オンラインと4つの衛星チャンネルにより(Hussain、2007年)、主要な媒体としてのビデオ講義をパキスタン中の190を超えるバーチャルキャンパスと家庭に配信し、リーディング資料、オーディオ・ビデオによる個人指導、e-教室におけるオンライン上の交流を補足教材として使用している。学期試験は、従来の大学がとっている方法と同じ方法により、全国の指定された試験センターで、正式な、保護された環境下で実施される。学生は、広く普及しているバーチャルキャンパスのいずれか、または自宅で勉強できる。VUPのビデオ講義は、専門家チームにより、組織内の録音スタジオ内で開発されている。完成したビデオ講義は、大学の学習管理システム(VULMS)と4つの無料衛星TVチャンネル(VTV1-4)を通して配信される。このビデオ講義は、ユーチューブ(YouTube)、デイリーモーション(Dailymotion)、VUPのオープンコースウェアのサイト(http://ocw.vu.edu.pk)で視聴できる。学生は、これらのビデオ講義を大学のオンライン書店からDVDで購入できる。学生と教師の交流は、VULMSを通して行われる。

  • 2002年に設立された漢陽サイバー大学(The Hanyang Cyber University:HCU)15は、韓国に21あるサイバー大学のうちのひとつである。2019年現在10,000人以上の学生が登録している。韓国では、まさに韓国放送通信大学校(the Korea National Open University)がそうだが、21のサイバー大学があり、2019年現在、あわせて10万人以上の成人学習者が学んでいる。また従来の大学の多くでも遠隔教育プログラムが提供されている。HCU(漢陽サイバー大学)が目指しているのは、学士、修士両方のレベルでの35のオンラインプログラムにより、生涯教育に貢献することである。HCUは、ウェブベースLMSとモバイルLMSにより、コースを配信、管理している(Han & Han、2014年)。学生は、ウェブベースLMSとモバイルLMSにより、バーチャル教室でコースにアクセスすることができる。コースコンテンツは、オーディオ・ストリーミングまたはビデオ形式で配信される。学習の進捗状況、バーチャル教室で費やした学びの時間および出席状況といった、学生の学習活動については、両方のLMSに記録される。LMSで学習し、その進捗状況を確認するには、学生は、個人認証証明書を使って、代理出席を防止しなければならない。モバイルLMSを使用すると、学生は、移動中でも、教師や仲間との対話や交流、学習がよりたやすく、柔軟に行うことができるようになる。
    教師にとっても、これは有用である。課題の締め切り日、試験のスケジュールおよびその他のコースに関連した発表をネット上に掲載できるだけでなく、困っている学生への個人指導をよりたやすく、かつ頻繁に行うことができる。

 HCUのオンラインコースは、7つのステップ(計画、分析、設計、開発、形性的評価、累積的評価)にしたがって、開発チームにより構築された。すべてのコースは、HCUの専門レベルのビデオ制作・編集システムを使用して大学内で制作、開設された。オンラインコースの多様性から、質の高いビデオ講義クリップ、電子ボードを使用した講義、フラッシュアニメーションやeストリーム(eStream)などのオーサリング・ツールなど、さまざまな媒体がコースに組み込まれている(Ryu、2012年)。

12 https://www.openu.ac.il/en/pages/default.aspx
13 https://www.ut.ac.id/en
14 https://www.vu.edu.pk/
15 http://en.hycu.ac.kr/

オープン教育リソース(Open Educational Resources:OER)

 再利用、再加工、リミックス、再配分が可能となる知的財産ライセンスを備えた教育、学習および研究ソース(D’Antoni、2009年)として定義された、自由に利用できるオープン教育リソース(OER)は、2000年以降、教育者たちの関心を集めてきた。ユネスコ(UNESCO)とコモンウエルス・オブ・ラーニング(the Commonwealth of Learning:COL)が「2012年パリOER宣言」16を発表、これは、UNESCOの「教育2030」17が提案する10の主要な推奨事項に対して多くの政府のコミットメントを促し、OERにおける政策対話、知識の共有、標準設定、グローバルな協力、地域の協力を促進しようとするものだ。

 OERにはフルコース、教材、モジュール、学習目標、テキスト、ストリーミングされたビデオ、ソフトウェア、試験、課題、ケーススタディ、e-ポートフォリオ、トレーニング教材、実践など、多様な形式がある。OERは、コンテンツ別に、テキストベース、オーディオベース、ビデオベース、ゲームベース、マルチメディアベースを含む、いくつかのカテゴリーに分けることができる。Hylén (2006年) が示唆したように、多様なOERがあることで、さまざまなニーズに応え、教授と学習とにそれぞれ影響を与えることができる。しかし、OERには、高等教育への高まる需要に応え、さまざまな教育機関および提供者が、地理的、社会的、経済的またはその他の理由で除外された学習者に教育を提供し(Jung & Hong、2016年)、学校教育の質の向上に貢献できる可能性があると考えられている。

 Jung、佐々木およびLatchem(2016年)は、OERに関する文献について批判的な論評を行った後、OERは7つの主要な目的に資することができると結論した:

  1. 教師と学習者のより広いコミュニティーに、オープンで、アクセス可能な質の高いコンテンツを提供する。

  2. ベストプラクティスを共有し、車輪の再発明(同様のものを再び一から作ること)をせずともすむようにする。

  3. 開発途上国が開発機会に対する学びを向上、拡大する手助けをする。

  4. 正式な研究への、柔軟性に富み、ノン・フォーマルかつインフォーマルな知識とスキルの累積経路を提供する。

  5. 地理的、社会的、経済的に除外された学生および従来とは異なる労働ベースの学習者に学習機会を提供する。

  6. オープンで包括的な教育実践と研究分野に関するさまざまな視点があることへの認識を高めることにより、従来型教育およびオンライン教育両方の質を向上させる。

  7. 教育機関、セクター、異なる専門分野間および国と国の間の協働を可能にする。

 OERの提供例と学校および高等教育における実践例を見てみよう。

  • 日本の「NHKフォースクール(NHK for School)」18は、教育関係の非営利目的での使用に限り、OERを提供する。学校と家庭の両方におけるインターネットの使用増大により、日本の全国放送機関であるNHKは、2001年から、インターネット上の教育リソースとしてNHKデジタルカリキュラム(NHK Digital Curriculum)の提供を開始した(渡辺&小平、2011年)。デジタルリソースは小学校、中学校、高等学校の生徒向けの学校テレビ放送プログラムに対応している。NHKデジタルカリキュラムは、次の3つの要素で構成されている:テレビ番組、ショートビデオクリップおよび教師用リソース(たとえば、NHKのデジタルコンテンツを使用したケーススタディ、ワークシート、関連リンクなど)。NHKデジタルカリキュラムは、誰でも無料で利用できる。教師はビデオやその他の教材をそのまま、または改訂して、それぞれの授業で使用することができる。渡辺と小平(2011年)は、全国調査を行い、調査に参加した学校の70パーセントが、授業にNHKの学校放送プログラムまたはNHKデジタルカリキュラムいずれかのリソースを利用していることをつきとめた。

  • オープン教育リソース大学プラットフォーム(The Open Education Resource Universitas: OERu)は、さまざまな大陸の約40の組織と大学の国際ネットワーク(たとえば、アフリカのナミビア大学、アジアのネパールオープン大学(Nepal Open University)、ヨーロッパの英国オープン大学(UK Open University)、中東のハムダン・ビン・ムハンマド・スマート大学(Hamdan Bin Mohammed Smart University)、北米のペンシルベニア州立大学、アサバスカ大学およびコモンウエルス・オブ・ラーニング(the Commonwealth of Learning:COL)、オセアニアのカーティン大学)であり、それぞれの背景を問わず、柔軟で手ごろな価格の、質の高い教育を万人に提供するために協働している。OERuは、加盟機関が開発したオープンオンラインコースを使用している。OERuコースのコンテンツコンポーネントは無料で提供されており、世界的に認められた高等教育資格を求めている学生は、自分の通う教育機関に料金を支払う。各OERu加盟機関は、OERuコースカタログに毎年追加されるオープン教育リソース(OER)として2つのコースを開設し、年会費に加えて、提供したコースに対する評価と資格認定を行うことが求められる。

     ビデオ講義、リーディングリソース、課題およびアクティビィティが含まれることの多いオンラインコースの開発にあたって、OERuは、各コースのすべての段階においてオープンポリシーを採択し、既存のOER、オープン教育実践(open educational practices)、オープンライセンシング(open licensing)、オープンソース・ソフトウェア(open source software)、オープンプランニングモデル(open planning models)を使用している。Mackintosh(2017年)は、設計・開発段階におけるOERuのオープンポリシーを説明し、次のように述べている:「OERuの設計と開発は、ゼロから新しいものを創り出すより、すでにあるリソースを再利用し、リミックスするほうが、より生産的かつ持続可能であるというシンプルな前提とともに始まる。それには、既存のOERを活用する学習経路と学習成果を達成しようとする学習者の旅をサポートするリソースへのオープンアクセスを集め、構築する迅速さが求められる。オープンデザインプロセス(open design process)は、極めて反復作業が多くなる。開発の詳細な方向性を提示する「マスターデザインプラン」を構築する、多くの遠隔教育機関に見られる生産ラインモデルと異なり、OERuの設計過程は、開発のプロセスが進むにつれて、わたしたちは、反復的な変更に対してよりオープンであるということを受け入れるものだ(p.108)」。

 多くのOERが開発され、教育者に幅広く利用されている一方で、教授と学習におけるOERの使用に関しては依然として問題がある。たとえば、以下のような問題点が挙げられよう: 1)教育者が特定の目的のために最適のOERを見つけることを困難にさせる数多くのソースと配信チャンネルの存在、2)教育者がOERをその他のデジタルコンテンツと見分けることを困難にさせる、明確なライセンス情報の欠如、さらに3) OERの質を評価する教育者の一般的な知識とスキル不足(Jung、Sasaki、& Latchem、2016年)。これらの問題に対処するには、教育者に対する初期および継続的な研修とサポートが重要だと考えられる。

16 http://www.unesco.org/fileadmin/MULTIMEDIA/HQ/CI/WPFD2009/English_Declaration.htmlを参照のこと。
17 http://www.unesco.org/fileadmin/MULTIMEDIA/HQ/ED/ED/pdf/FFA_Complet_Web-ENG.pdfを参照のこと。
18 http://www.nhk.or.jp/school

結論

 プリント、視聴覚教材、ラジオ・テレビ放送からオンラインやモバイルコンテンツまで多岐にわたる多様な教育リソースが、教育および研修の幅広い文脈の中で用いられてきた。 そのようなリソースは、さまざまなレベルにおける教育へのアクセス拡大と教育の質の向上に貢献している。オープンスクーリング、オープンユニバーシティおよびOERの文脈の中で考察された優れた実践の数々は、万人のための質の高い教育に資する教育リソースの活用についていくつかのかけがえのない教訓をわたしたちに教えてくれる:

  • プリントやラジオといった低技術の価値を決して過小評価してはならない。

  • オーディオ-ビデオプログラムとラジオ・テレビ番組を一体化させ、教育コンテンツの質と学習成果を向上させる。

  • 生徒と教師、または生徒同士の交流のための高度なデジタル技術と効果的な学習者サポートを一体化させる。

  • コースと教材設計チームひとりひとりの能力、コンピテンシーを構築し、質の高い教材を作成する。

  • 入手可能な、既存のOER、オープンソース・ソフトウェアおよびその他のオープン教材を活用する。

  • テクノロジーの重要性を過大評価することと、教育的な質保証のための対策を過小評価することの危険性を認識し、注意する。

  • 他の機関との協働的パートナーシップとネットワークを構築し、互いに支え合い、コストとリソースを共有する。

  • 構想と再構想、戦略的プランニング、リーダーシップ、マネジメント、学術的かつ技術的なサポート、リサーチにより裏付けされた実践と評価に、時間とリソースを注ぎ込む。

鄭 仁星

国際基督教大学

国際基督教大学(東京)教授(教育工学)。
International Review of Research in Open and Distributed Learning、Distance Education、Journal of Online Learningをはじめとする複数のジャーナルの編集委員を務めている。Open and Distance EducationシリーズにおけるSpringerBriefsの編集者でもある。
最近の著作には、Quality Assurance in Distance Education and E-Learning (SAGE)、Distance and Blended Learning in Asia (Routledge)、Quality Assurance and Accreditation in Distance Education and E-Learning (Routledge)、Online Learner Competencies (Information Age Publishing)、Culture and Online Learning (Stylus)、などがある。

詳細については、以下のホームページにてご確認ください:http://epiaget.com

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