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JAMCO オンライン国際シンポジウム

第20回 JAMCOオンライン国際シンポジウム

2012年3月~8月

東日本大震災、テレビは海外にどう伝え、海外はどう受けとめたのか

開会挨拶

大河原 良雄
(財)放送番組国際交流センター 理事長

放送番組国際交流センター(JAMCO)は、放送メディアに係わる国際交流を促進し、日本と諸外国との相互理解の促進と放送文化の発展に寄与することを目的に、1991年に設立された財団法人です。

JAMCOでは、その主要事業の一つとして、日本で制作されたすぐれたテレビ番組の中から外国での放送に適したものを精選して、その国際版を制作し、開発途上国の放送局による放映を主目的として、JAMCOビデオ・ライブラリーを構築・運営しています。現在までに1,471本の作品を制作しており、途上国のテレビ局からの要請に応じて、国際交流基金を通じて無償で提供されているほか、JAMCO独自の無償提供も行われています。我が国の秀でたドラマ、ドキュメンタリー、児童・教育などのテレビ番組が海外現地の言語で放送されることにより、海外での日本理解の促進に大いに貢献しているものと自負しております。

また、JAMCOでは、放送文化の発展に寄与すべく、設立以来、毎年継続して国際シンポジウムを実施しております。テレビ放送の果たす役割が世界中で遍く増大している今日、各国のメディア専門家が国境を超えて意見と情報を交換することは、国際的な相互理解を深める上でも、大いに意義があることであると考えます。

第20回にあたる2011年度は、2001年に導入したオンライン方式に則って、「東日本大震災、テレビは海外にどう伝え、海外はどう受けとめたのか」と題して、2012年3月1日から、内外のメディア専門家による討議を当財団のホームページ上で展開いたします。

2011年3月11日の東日本大震災は、大津波の甚大な被害と原発事故の広範囲の被害をもたらしました。日本のテレビは「東日本大震災」を海外にどう伝えたのか。隣接するアジアの国や地域は、どう受けとめたのか。上智大学の音好宏教授をモデレーター、コーディネーターとして、それぞれの国や地域の放送関係者や研究者が参加し、討議を行います。

まず、音教授の趣旨説明の後、日本の公共放送NHKの海外に向けた震災報道についての報告を受けます。それに韓国、台湾の専門家がそれぞれの立場から「東日本大震災」をどう受けとめ、どのような反響があったのかコメントする内容となっています。

本シンポジウムでは、聴衆の皆様のご参加を歓迎いたします。今回の報告や討議の内容に対する率直なご意見やご質問をお寄せください。

最後になりましたが、東日本大震災で亡くなられました方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災地の速やかな復興をお祈りして、ご挨拶といたします。

大河原 良雄

(財)放送番組国際交流センター 理事長

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