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JAMCO オンライン国際シンポジウム

第29回 JAMCOオンライン国際シンポジウム

2021年1月~

教育支援のための放送や新しいメディアの可能性~コロナ危機の中で~

開会挨拶

田島高志
一般財団法人放送番組国際交流センター理事長

 一般財団法人放送番組国際交流センター(JAMCO)は、テレビ番組を通じて国際交流を進め、日本と諸外国との相互理解の促進と開発途上国の放送や社会の向上発展に寄与することを目的としており、その活動の一つとして1991年の創立以来、ほぼ毎年、放送に関する様々なテーマで国際シンポジウムを開催して参りました。

 2020年度は昨年に引き続き開発途上国における教育コンテンツをテーマにいたしました。第29回JAMCO国際シンポジウムは「教育支援のための放送や新しいメディアの可能性~コロナ危機の中で~」をテーマに、研究者や専門家さらに直接、教育現場で向き合っている方々の報告と討論をオンライン上で展開し、皆様からのご意見をいただきたいと存じております。

 当センターは、主な活動として日本で放送されたテレビ番組の中から途上国での放送に適した番組を選んで、英語、スペイン語、フランス語などに翻訳した国際版を制作しております。当センターが保有している国際版は2020年現在で合わせて1772本に上り、そのジャンルはドラマ、こども・教育番組、ドキュメンタリーなど幅広いライブラリ-となっております。番組の提供先もこれまでアジア、太平洋島嶼国、アフリカ、ヨーロッパ、中南米など98ケ国に対して13200本余りのテレビ番組を提供してきました。これらのテレビ番組は国によって、英語のみならず、現地の言語に改変されたりして放送されているほか、大学などでの教材としても活用されています。

 2020年、世界は新型コロナウイルスの危機に見舞われました。先進国、途上国問わず人々の生活は大きく変わり行動変容を迫られました。とりわけ教育現場では対面の授業が困難となり放送やインターネットを使った新しい教育の方法が模索されました。

 今年度のシンポジウムではコロナ危機における教育の分野での放送コンテンツやインターネットの役割という視点から、世界の現状と課題を考察したいと存じます。とりわけ開発途上国は大きな影響を受けています。途上国の最大の課題は教育水準の向上と平和な国家体制の構築そして着実な経済発展です。その意味で今回のシンポジウムでは、コロナ危機に見舞われた現場からの報告やメディア状況の変化とその将来の可能性といった視点から幅広く討議し、皆様のお役に立ちたいと思っております。また、今回の試みは、当センターの今後の諸種の活動にも大いに参考になることが期待できますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

田島高志

一般財団法人放送番組国際交流センター理事長

(略歴)
1959年 東京大学卒業、外務省入省
1989年 駐ブルガリア特命全権大使
1993年 駐ミャンマー特命全権大使
1995年 駐カナダ特命全権大使兼国際民間航空機関(ICAO)日本政府代表部大使
1998〜2004年 国際機関アジア生産性機構(APO)事務総長
2005年〜2010年 東洋英和女学院大学大学院客員教授
2007年〜2010年 国際教養大学客員教授

著書: China and Southeast Asia 1981 IISS (the International Institute for Strategic Studies)
   『ブルガリア駐在記』1994 恒文社
   『ミャンマーが見えてくる』1997 サイマル出版会
   『改訂版ミャンマーが見えてくる』2002 有朋書院
   『国際情勢分析②』(同書内カナダ部分)2004 鹿島平和研究所
   『日中平和友好条約交渉と鄧小平来日』2018 岩波書店

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